「気になるアイドルがいるけれど、ライブってどうやって行けばいいんだろう」
切り抜き動画やSNSの投稿で興味を持っても、初めてのライブは分からないことだらけだと思います。チケットはどこで買うのか、何時に行けばいいのか、何を持って行くのか。
この記事では、ライブアイドルの現場に通っている私が、公式の情報を集めるところから、チケットを買って、当日会場に入るまでの流れを順番にまとめます。
私が初めてライブに参加した時には右も左も分からず、見たいと思っていたグループの公式アカウントの発信を何度も確認しながら当日まで準備し、特別な持ち物は準備しませんでした。
入場したあとのドリンクの引き換えや、ライブの見方、物販・特典会の回り方は、続きの記事でまとめる予定です。
入場までの流れ
先に、全体の流れを並べておきます。
- 公式アカウントをフォローして、情報を集める
- チケットの販売開始日時を確認して、買う
- 会場の場所と、家からの移動時間を調べる
- 当日の出発前に、持ち物と服装を確認する
- ドリンク代を別に用意する
- 電子チケットを、入口で出せるようにしておく
- 受付で「お目当て」を聞かれたら答える
- 入場できたら、会場の中の流れへ
一度に全部を覚えなくても大丈夫です。一つずつ準備していけば、当日は会場に入るところまでたどり着けます。
なお、この記事に書く「私の通っている現場では」という話は、私の経験です。公演や会場ごとにルールは違うので、それぞれの公式の案内で確かめてください。
1.公式アカウントをフォローして、情報を集める
まずは、気になるグループの公式アカウントをフォローします。
公式アカウントでは、次のような情報が告知されます。
- ライブの告知
- 出演する日
- 会場
- チケットの販売ページへのリンク
切り抜き動画や、ファンの方の投稿から興味を持った場合も、参加の条件は公式の案内に戻って確かめるのがおすすめです。個人の投稿は、その人が行った公演の話なので、別の日の公演には当てはまらないことがあります。
もう一つ大事なのが、告知のあとにも情報が増えたり変わったりすることです。タイムテーブル(出演順と時間)や注意事項は、告知より後に出ることもあります。出発の前にも、公式アカウントをもう一度見ておくと安心です。
対バンなら、主催のアカウントもチェックする
いくつものグループが出る対バンイベントでは、お目当てのグループの公式アカウントに加えて、イベントの主催のアカウントもフォローしておくのがおすすめです。
対バンのタイムテーブルは、主催が決めて変更することが多いはずです。その変更がグループの運営に伝わるのが遅れて、グループの公式アカウントにはまだ出ていないこともあります。
私も、タイムテーブルの変更を当日に主催のポストで知ったことがあります。会場に着いたら、もうライブが始まっていた、という経験もあります。
また、開場(OPEN)の時刻が早まっても、お目当てのグループの出番に影響がなければ、グループの運営からは告知が出ないこともあります。そんなときに頼りになるのが、主催の情報です。
対バンに行く日は、グループの公式アカウントと主催のアカウントの両方を、出発前に見ておくと安心です。
グループによっては、初めての人向けの案内を出していることもあります。私がよく通っているembellir(あんべりー)については、初心者ガイドをまとめています。ほかのグループのルールとは違うところもあるので、embellirのライブに行く人の参考にしてください。
2.チケットの販売開始日時を確認して、買う
チケットの告知が出たら、まず販売が始まる日時を確認します。そして、販売が始まってから購入します。
販売の方式は、公演によって違う
チケットの売り方には、いくつかの方式があります。初めてなら、次の二つの違いを知っておけば十分です。
- 抽選:決められた期間に申し込み、あとで当選・落選が決まる
- 先着:販売が始まった時点から順番に売れていき、なくなったら終わり
同じグループでも、公演によって方式が違うことがあります。「いつもこうだから」と決めつけず、販売ページの説明を読んでください。
イベント規模の大小や観客の数にもよりますが、当日券が販売される場合もあります。ただ、事前に購入するよりも料金の上乗せがあったり、売れ行きによっては当日券がない場合もありますので、確実に行こうと決めた場合は事前にチケットを購入するのがオススメです。
買う前に、販売ページで確かめること
購入ボタンを押す前に、販売ページで次の項目を確かめます。
- 公演の日付
- 会場
- 券種(チケットの種類)
- 開場(OPEN)と開演(START)の時刻
- チケット代とは別にかかる費用(ドリンク代など)
- 入場の条件(年齢、本人確認など、書かれている場合)

特に、日付と会場は、似た名前の公演が並んでいることもあるので、行きたい公演かどうかを落ち着いて見てください。
販売開始と同時に、少しでも早く買う「チケット叩き」という言葉もあります。ただ、初めてのライブで必ずやらなければいけないことではありません。チケット叩きの話は、ライブに通う人のルーチンとして、別の記事でまとめる予定です。
3.会場の場所と、家からの移動時間を調べる
チケットが買えたら、会場までの行き方を調べます。
地図で、場所と最寄り駅を確認する
会場名で地図を開き、場所と最寄り駅を確認します。
ライブハウスは、ビルの中や地下にあることもあります。似た名前の会場があったり、同じ建物に別の店が入っていたりすることもあるので、公式に書かれている住所と照らし合わせておくと安心です。
移動時間は、電車の時間だけで考えない
家から会場までの時間を調べるときは、電車に乗っている時間だけでなく、次の時間も足して考えます。
- 乗り換えの時間
- 駅から会場までの徒歩の時間
行き方の動画があれば、予習に使える
グループによっては、メンバーや公式アカウントが、会場までの行き方を動画で紹介していることもあります。
私の推しメンも、以前、グループの運営会社の会場(いわゆる自社箱)への行き方を、TikTokで紹介してくれていました。駅から会場までの道を先に見ておけると、初めてでも迷いにくくなると思います。
embellir(あんべりー)の自社ライブハウスSHIBUYA ONE5への行き方を案内してくれています。
私はすでに何度も通っている通い慣れた場所でしたが、初めて来てくれる人に向けて一生懸命撮影して編集したんだろうなと伝わってきてとても嬉しく思ったのを覚えています。
水野ひなたちゃんのTikTokでSHIBUYA ONE5への行き方を見る
ただ、動画は投稿した時点の道順です。出口や道の工事、会場の移転などで変わっていることもあるので、出発前には公式の住所と地図でも確かめてください。
OPEN・START・お目当ての出番は、別の時刻
ライブの時刻には、次の三つがあります。
- 開場(OPEN):会場に入れるようになる時刻
- 開演(START):ライブが始まる時刻
- お目当ての出番:たくさんのグループが出る対バンでは、お目当てのグループが出る時刻は開演とは別

対バンの場合、開場から参加するか、お目当ての出番に間に合うように行くかを決めて、そこから出発の時刻を逆算します。
出番に合わせて行く場合も、受付や会場の中での移動には時間がかかります。少し余裕を持たせておくと安心です。何分前に着けば必ず間に合う、という決まった数字はないので、会場の場所や公演の規模を見て決めてください。
私自身はなるべく推しメンを近くで見たいので開場から行って前が空いたタイミングで少しずつ進んだり、前方にいる人たちのお目当てが別グループであれば、入れてもらえないか交渉したりする場合もあります。
また、途中から入場できるかどうかは、公演によって違います。公演の案内で確かめてください。
対バンの場合、OPENや出番の時刻が当日までに変わることもあります。出発時刻を決めたあとも、当日の朝に、主催のアカウントで最新のタイムテーブルを確かめてください。
4.当日の出発前に、持ち物と服装を確認する
当日、起きてから出発するまでに、持ち物と服装を確認します。
ペンライトを持って行く人は、忘れずに
ペンライトは、持っていなくてもライブに参加できます。持って行く場合は、出発前に入れ忘れていないか確かめます。
ペンライトを持ち込めるか、使えるかは、公演ごとの案内を見てください。
私がライブで使っているペンライトや予備の電池は、こちらにまとめています。
秋は、外と会場の中の体感差に備える
秋は、朝晩の外の空気と、日中や会場の中とで、体感が変わりやすい季節です。
ライブハウスの中は、人が集まって体を動かすので、外より暑く感じることが多いはずです。
私はコールや振りコピもするので、夏だけでなく外が氷点下になるような真冬のライブでもフロアでは半袖Tシャツでも汗だくになることがあるくらいです。
そのため、秋のライブは、会場に向かうまでと帰りで服装を変えられるよう、脱いだり着たりしやすい服で行くと調整しやすいと思います。
秋は半袖Tシャツを内側に着て、その上からパーカーを羽織り、会場ではパーカーを脱いでTシャツの上からライブTシャツなどを着ることが多いです。
脱いだ上着をどうするか、決めておく
上着を脱いだときの置き場所は、会場によって違います。
- クロークがある会場
- 会場の中や近くにコインロッカーがある会場
- どちらもなく、自分で持っておく会場
クロークやコインロッカーがあるか、料金がいくらかは、会場の公式サイトや公演の案内で確かめてください。
荷物を預ける場所がない場合、私は脱いだ上着などをリュックに入れて足元に置いておくことが多いです。
足元に置けるかは会場のルールを確認し、通路や周囲の足元をふさがないようにしましょう。
荷物を預けない場合は、基本的に荷物は自己管理になるので、高価な物や壊れやすい物をなるべく持ち込まない、手元から離さないように気をつけましょう。
ハロウィンなどで着替える予定があるとき
ハロウィンの時期などは、仮装して参加できる公演もあります。私も、これまでに仮装や甚平でライブに参加したことがあります。
大体はグループの主催ライブで、ハロウィン公演や浴衣公演など銘打ったライブであることが多いです。
もしくは別の主催のイベント対バンなどでメンバーが仮装や特別衣装で出演するケースもあり、そういう時にはファン側もメンバーに合わせた衣装で参加することがあります。
会場で着替える予定なら、出発前に着替えをバッグに入れたか確認します。
ただ、着替えてよい場所が用意されているかは、公演や会場によって違います。仮装してよいか、どこで着替えられるかは、公演ごとの案内で確かめてください。案内が見つからない場合は、家で着替えてから行けるかも含めて考えておくと安心です。
完全に仮装状態での移動は交通機関や周りの人の迷惑になることもあるので、家で着た上から何かを穿いたり羽織ったりして外から分からないようにすることも検討しましょう。
ほかの現場でできたことが、次の公演でもできるとは限りません。ルールを公演ごとに読み直す大切さは、アイドルフェスの中断をきっかけに書いたこちらの記事にまとめています。
ルール違反でアイドルフェスが中断|ライブマナーと運営の発信を考える
https://choconono.com/idol-festival-interruption-rules-manners/
汗をかいたあとの帰り道にも備える
秋のライブで気をつけたいのが、帰り道です。会場の中で汗をかいたあと、夜の外に出ると、行きよりも寒く感じることがあります。
びしょびしょになったTシャツを着替えるように替えのシャツを持っていくこともあります。
帰りは上着をしっかり着込んで暖かくして帰るようにしましょう。
ライブで汗をかいたあとの身だしなみについては、ライブ・特典会前の汗とにおい対策にまとめています。外出先で使うケア用品と、家で入浴を続けやすくする工夫を紹介しています。
出発前のチェックリスト
最後に、出発前に確認したい物をまとめます。
- スマホ(充電しておく)
- チケット(電子チケットなら、アプリやサイトにログインしておく)
- 支払い手段(チケット代とは別のドリンク代は現金のことも多いので、現金も)
- 帰りに必要な物(交通系ICカード、家の鍵など)
- 本人確認書類(販売ページに必要と書かれている場合)
- ペンライトと予備の電池(使う人)
- 上着・着替え(秋や、着替える予定がある日)

秋から冬にかけては、メンバーが私服で出てくる特典会が行われることもあります。季節ごとの企画を楽しみにするのも、通う楽しみの一つです。
私服特典会では自分自身もライブTシャツと別の私服を用意しておくだけでちょっとしたデート気分のチェキや写メが撮れるので楽しみなイベントでした。
5.ドリンク代を別に用意する
私が通っているライブハウスでは、入場するときに、チケット代とは別にドリンク代がかかることがほとんどです。
ドリンク代は現金で600円か700円のところが多いと感じています。
たまに2ドリンク制で、1ドリンク分の倍の金額がかかることもあります。
会場によっては電子マネーなどで払えるところもありますが、私の通っている範囲では、まだそこまで多くありません。
ただし、これはあくまで私の経験です。ドリンクがいくつ必要か、いくらか、何で払えるかは、公演によって違います。チケットの販売ページと会場の案内で、その公演の条件を確かめてください。
現金払いに備えて、千円札や小銭を用意しておくと、受付で慌てずに済むと思います。
ほかにも、コインロッカー代、物販、交通費など、必要に応じて予算に入れておきましょう。
6.電子チケットを、入口で出せるようにしておく
最近は、スマホで表示する電子チケットの公演も多くあります。
入口で電子チケットの読み取りをする公演、スタッフさんにスワイプなどの操作をしてもらって入場済みにする、画面を見せて番号や登録名でチェックしてもらう公演がありました。
気をつけたいのが、会場の電波です。私は、電波が悪い会場も経験しています。入口に着いてからログインしようとすると、つながらずに焦ることがあるので、事前にログインして、チケットの画面をすぐに出せるようにしておくのがおすすめです。
整理番号が前の方なのに入り口で表示できずに後続を待たせてしまったこともありました。
QRコード読み込み方式の場合などで、スクリーンショットでの入場は認めていない公演もありますので、電波がいいところでログインしてチケット画面まで表示しておくのがオススメです。
そして、スマホの充電です。チケットを出すスマホの電池が切れてしまうと、入場できなくなるおそれがあります。出発前に充電しておき、必要ならモバイルバッテリーも持って行きましょう。
7.受付で「お目当て」を聞かれたら答える
公演によっては、受付で「お目当てはどのグループですか」と聞かれることがあります。私も、受付でお目当てのグループを聞かれたことがあります。
すべての公演で必ず聞かれるわけではありません。聞かれたら、見に来たグループの名前を答えれば大丈夫です。
困りやすいのが、対バンで似た名前のグループが出ているときや、グループ名の読み方が難しいときです。そんなときは、グループ名を見せられる画像をスマホに用意しておくと、伝えやすくなります。
たとえば、私がよく通っているembellirは、「あんべりー」と読みます。初めて見ると、読み方が分かりにくいかもしれません。そこで、グループ名と読み方を大きく入れた画像を用意して、受付で使っていました。

対バンイベントではスタッフさんにアーティスト写真の形で伝わっている可能性もあるため、背景にはイベントフライヤーにも使われている、グループ公式のアーティスト写真を表示させています。
そしてその上にグループ名の正式表記と読み方を印字しています。
この画像は、Galaxyのリマインダーに「お目当て入場用」として登録していました。受付で聞かれたときに、すぐに表示できるようにするためです。
受付は、チケットの確認、ドリンク代の支払い、お目当ての確認などが続きます。順番や内容は、会場や公演によって違います。
私が通っている現場ではチケット提示(入場資格の確認)→入場に必要なドリンク代の支払い→正式に入場したのでお目当てを聞くという順番が多いです。
8.入場できたら、会場の中の流れへ
受付を終えたら、いよいよ会場の中です。ここまで来られたら、初めてのライブの準備はひと区切りです。
入場したあとは、次のような流れがあります。
- ドリンクの引き換え(入り口でドリンク代を払うとその場で交換する場合もあります)
- 荷物の置き方
- どこで見るか
- ライブ中の楽しみ方
- 物販や特典会の回り方
このあたりは、続きの記事でまとめます。
よくある質問
コールを覚えていないと、行ってはいけない?
覚えていなくても大丈夫です。コールは、参加できたら楽しみが広がるものですが、必ずやらなければいけないものではありません。見て楽しむだけでも、ライブは楽しめます。
もし少し参加してみたくなったら、よく使われるコールをライブアイドルのコール一覧にまとめています。
ペンライトは買わないといけない?
買わなくても参加できます。持ち込みや使用のルールは公演ごとに違うので、使いたくなったら公演の案内を確かめてから用意すれば十分です。
前の方で見ないといけない?
前の方で見る必要はありません。自分のチケットで入れるエリアと会場のルールの範囲で、見やすく過ごしやすい場所を選びます。
初めてなら、少し後ろから会場の雰囲気を見るのもおすすめです。前へ移動する場合も、周りの人を押したり、無理に割り込んだりせず、スタッフの案内に従ってください。
特典会には参加しないといけない?
参加しなくても大丈夫です。ライブだけ見て帰ることもできます。特典会の流れは、続きの記事で紹介する予定です。
ライブの写真や動画は撮っていい?
撮影できるかどうかは、グループや公演によって違います。撮ってみたい人は、まず公式の撮影ルールを確かめてください。撮影ルールの読み方は、こちらにまとめています。
まとめ
- まずは公式アカウントをフォローして、告知と販売ページを確認する。対バンなら主催のアカウントも見る
- チケットの販売方式は公演によって違う。買う前に日付・会場・券種・OPEN/START・別途費用を確かめる
- 移動時間は乗り換えと徒歩も含めて考え、OPEN・START・お目当ての出番から出発時刻を逆算する
- 秋は外と会場の中の体感差に備えて、脱ぎ着しやすい服と、上着の置き場所を考えておく
- 私が通っているライブハウスではチケット代とは別でドリンク代がかかる公演がほとんど。キャッシュレス対応していない箱も多いので、あらかじめ現金を用意しておく。私の通う現場では現金600円か700円が多い
- 電子チケットは事前にログインして、すぐに出せるようにしておく
- お目当てを聞かれたら、グループ名を答える。読み方が難しいグループは、名前の画像があると伝えやすい
一つずつ準備していけば、初めてのライブでも会場に入るところまでは大丈夫です。あとは、気になるグループのライブを楽しんでください。
ライブは参加してみるととても楽しいものですが、何も知らない状態で参加するのは色々と不安なこともあると思います。
ここで初参加までの流れを解説したことで、少しでも初参加のハードルを下げられたら嬉しいです。





