最近は、ステージの撮影ができるアイドルライブが増えてきたように感じます。
私自身もカメコとしてライブを撮るようになってからもうそろそろ5年になります。
最初にカメラを買ったきっかけは、推しグループの撮影会に参加したいという理由からでした。
ライブ自体は撮影出来ないグループでしたが、定期的に撮影会を開催しており、
そこに参加して推しを撮ってみたいと思いました。
せっかく撮るなら綺麗に撮ってあげたいと思い一眼レフカメラを購入し、撮影会に参加しました。
その時購入したカメラがEOS Kiss X10iでした。このカメラをどんな設定で使っていたのかについては、
APS-C一眼でライブ撮影の記事に残しています。
ただ、「撮影OK」と一口に言っても、何をどこまで撮っていいかは、グループや公演ごとにかなり違います。
カメラの購入当時応援していたグループは撮影出来ませんでしたが、
その次に通うようになったグループは静止画のみ撮影可能でした。
対バンで一緒になるグループでもそれぞれ静止画のみ撮影可能、動画のみ撮影可能、静止画動画ともに撮影可能、動画はスマートフォンでのみ撮影可能、一眼でのみ撮影可能など、グループの考え方によってレギュレーションは本当に様々でした。
今現在応援しているグループは静止画動画ともに撮影可能、一眼でもスマホでも可能というレギュレーションです。
グループで撮影OKとなっていても、ライブ・イベント全体のレギュレーションや会場のレギュレーションによっては普段通りの機材や撮影方法での撮影が行えない場合があります。
例を挙げると、大きなフェスイベントであるTOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)では私が参加した2022年は、一眼での撮影は禁止、スマートフォンでのみ撮影可能となっていました。
また、普段撮影可能なグループでも、特定の公演だけは撮影不可、普段動画は撮影不可のグループでも生誕祭の企画などで特別に動画が撮れるようになるなど、本当に様々なレギュレーションがありました。
この記事では、カメラを持って行く前に確認したいレギュレーションの項目と、撮影OKの現場で私が気をつけているマナーをまとめます。これから撮影を始めたい人にも、読んでもらえたらうれしいです。
「撮影OK」の一言だけで判断しない
撮影できるかどうかは、だいたい次の4か所に書かれていることが多いです。
- イベントの公式サイトや告知(会場全体のルール)
- チケットの販売ページ
- 出演するグループの公式X(グループごとの撮影条件)
- 当日の会場の掲示や、スタッフさんからの案内
対バンやフェスでは、イベント全体では撮影OKでも、グループによって撮影不可だったり、条件が違ったりすることがあります。私は、まずグループのライブ告知投稿の文言、そして購入前にチケットの販売ページ、そこでも確実な答えが分からない場合はグループの運営さんに連絡して確認を取ってもらっています。
迷ったときは「たぶん大丈夫」で撮らずに、スタッフさんに聞くのがいちばん確実です。
実際にあったのが、イベント全体のフライヤーでは撮影不可と記載されていて、撮れないんだなと思っていたのですが、出番までの他のグループでは撮影している人がいたり、MC中にメンバーから撮影可能ですとアナウンスしているところもありました。
そこで応援しているグループの公式アカウントに、「他のグループでは撮っている方もいるのですが、今回撮影可能か確認していただけますでしょうか?」とDMを送り、出番直前にOKが出て、公式アカウントからも「本日撮影可能です」と告知を正式に流していただいたことがありました。
これによって安心して撮影することができて、スタッフさんとの信頼関係も深まりました。
レギュレーションで確認したい項目
私が撮影前に確認しているのは、次のような項目です。
- 撮影できるのは全曲か、指定の曲だけか
- 静止画だけか、動画も可能か
- スマホだけか、一眼カメラも可能か、もしくは一眼カメラだけか
- フラッシュは使えるか(ほとんどの現場で禁止されているはずです)
- チケット自体に撮影についての設定があるか、撮影可能エリアが分かれているのか
- 一脚・三脚・自撮り棒は使えるか
- 踏み台は使えるか
- SNSに載せるときの条件(公式に送って掲載確認、メンバー本人に送って掲載確認、ハッシュタグ、メンバーのタグ付け、載せる時期など)
- 特典会(チェキ会)の撮影は、ステージとは別ルールか(写メに一眼使用可能かどうか)
特に動画は、静止画はOKでも動画は不可、または「1曲だけOK」という現場もあります。
大体そういう場合は「次の1曲のみ動画撮影可能です」のようにアナウンスがあり、MCの後の曲が設定されることが多いです。
撮影OKの現場で守りたいマナー
撮影が許されているからといってどんな撮り方をしても許されるわけではありません。
周りには、撮影しない楽しみ方をしている人もいます。
私が気をつけているのは、次のようなことです。
左右の人に体をぶつけない構え方をする
肘カメコと呼ばれて嫌われる撮り方があります。カメラを構える時に肘を水平の高さまで上げる構え方です。隣で見ている人の体に肘が当たる場合があり、周囲に迷惑をかけてしまうフォームなので、カメラを構える時は脇を締めて肘が体の側面にコンパクトに収まるようにしましょう。
自分の頭の高さより上にカメラを上げない
ミラーレスや、一眼レフでも液晶画面に表示して撮影するモードがあり、ファインダーを覗かなくても撮ることが出来ます。ただ、それを利用してカメラを頭上に構え、人の頭の上を抜いて撮ろうとするのはやめましょう。
カメラは顔と同じくらいの幅を占有してしまうため、自分の頭よりさらに上の部分まで後方の人の視界を遮ってしまう事になります。
ローアングル撮影をしない
これは演者からも運営さんからも嫌がられることがとても多いです。
ステージとの高低差でどうしても下から撮ることになってしまう場合は仕方ない部分はありますが、高低差があるわけでもないのに自分自身が体をかがめて低い姿勢になり、下から撮るような行為はやめましょう。
悪質な場合はグループのライブに出禁になったりする可能性もあります。
撮影以外の楽しみ方をしている人の気持ちを理解する
撮影している人も、声を出して応援している人も、振りコピする人も、ジャンプする人も、同じフロアで楽しんでいます。
私自身はコールもするので、どちらの気持ちも分かりますが、「動画を撮るときに他の人の声が入るのが気になる」、「撮りにくいから前方でジャンプしないで欲しい」、こういった事を周囲に向けて発信してしまうと、それは撮影している側の都合のいいわがままになってしまいます。
グループや会場のレギュレーションで声出しやジャンプが禁止されていなければ、それは撮影が許されているのと同じく、認められた楽しみ方なのです。
ライブの楽しみ方は自由です。
お互いのスタイルを尊重しあって、フロアにいる人が気持ちよく楽しめる空間を作れるようにしましょう。
レンズの向きと長さに気をつける
望遠レンズは、思った以上に前に出ます。人の頭や肩に当たらないように気を付けましょう。
特に私はSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM Sportsというとても倍率が高く、長くて重いレンズを使っているため、人にぶつけてしまうと怪我をさせてしまう恐れもあります。
自分が使っている機材の特性をよく理解して、取り扱いには注意しましょう。
機材については、こちらの記事にまとめています。 【ライブアイドル現場の使用機材・持ち物一覧】
撮った写真の載せ方にも気を配る
撮影OKでも、撮った写真や動画を掲載できるかは別の話です。
まずはグループの掲載レギュレーションをよく確認するようにしましょう。
- 掲載確認不要
- 公式アカウントにDMを送って許可を取った後に掲載可
- メンバー本人にDMを送って許可を取った後に掲載可
- Xにのみ掲載可
- 個人によるSNSへの掲載不可(運営に提出し、管理して掲載など)
- 動画はYouTube等へのアップ不可
など、色々なレギュレーションがあり、実際に通って運営さんに確認しないと分からない部分は多々あります。
私が通っている現場は写真も動画も確認不要で掲載できますが、その場合でも掲載するうえでのマナーはあります。
私自身は以下のような事に気を付けて掲載する写真を選んでいます。
- 事故画は載せない(半目・表情がキマっていない瞬間)
- 本人が見せたくないと思っている部分が写っている物は載せない&レタッチする(アンダーや傷、にきびなどの肌トラブル)
- 現像もレタッチもしない撮って出しはしない
- 判断に迷う場合は掲載確認不要でも本人に確認する
写真を見たメンバーやファンが、うれしい気持ちになれるかどうか。私はそれを、載せるかどうかの基準にしています。
いいと思って上げてみたらメンバーやファンに嫌がられたという場合、まずは撮影者とメンバーとの間で基準にしている写真の着眼点に差異がある可能性があるので、そこが合致するまでは掲載確認をしてもらう方が良いと思います。
これから撮影を始めたい人へ
最初から一眼カメラをそろえなくても、スマホ撮影OKの現場から始める人も多いと思います。私自身は撮影会目当てで買ったものの眠らせたままだった一眼レフカメラを、撮可現場に出会ったことで再び活躍の場を見つけられて、毎日のように数百枚の撮影を繰り返すようなハードな使い方をするまでになりました。
カメラを持つようになってから、推しメンからのレスの瞬間を何枚も写真に収めてきました。
カメラを構えている自分に対するレスは、写真に残してたくさんの人に見てもらうことが出来ます。
カメラを向けるという事はその人へのレスを残してもらえるかもしれないという期待を背負う事でもあります。
プレッシャーに感じる事はありませんが、うまく撮れたら推しメンの魅力を知ってもらうための一つのツールとして、写真を上げて拡散してあげて欲しいです。
設定に迷ったら、私が実際に使っている数値をこちらにまとめています。 【APS-C一眼でライブ撮影|EOS Kiss X10iでカメコが使っていた設定】 【EOS 5D Mark IVでライブ撮影|カメコの設定とワンショットAFを選ぶ理由】
まとめ
- 「撮影OK」は、イベント・チケット販売ページ・グループ・当日の案内の4か所で確認する
- 静止画と動画、スマホと一眼、SNS掲載の条件は、それぞれ別に決まっていることが多い
- 撮影OKでも、周囲の人に迷惑をかけないこと、他の人の楽しみ方を尊重する
- 迷ったら撮らずに、スタッフさんに聞く
撮る人も撮らない人も、同じライブを気持ちよく楽しめる現場が増えていくといいなと思います。





