粘土質土壌の救世主は「雑草」だった。米ぬかでゴミを資源に変える、究極の土壌改良ガイド

庭いっぱいに生えていた雑草も、捨てればただのゴミ。
でもそれは、粘土質土壌と戦うとっておきの資源でした。

雑草コンポストはゴミを資源に変える魔法

草むしりをしてその雑草をそのまま捨てるのはなんとなくもったいないなと思い、
何か使えないかと調べていました。

すると雑草を土に鋤き込んでそのまま堆肥にする、
雑草コンポストという手法が出てきました。

草むしりをしている最中に我が庭は粘土質土壌だと気付き、
土壌改良の方法を探していたので、これだ!とすぐにピンときました。

そして調べる中で、興味深い言葉も見かけました。
「その場所に生える雑草にはその土壌に必要な栄養素が含まれている」との事。

ただ捨てるだけだった雑草がこの瞬間、宝の山に見えてきたのでした。

もう一つの宝の山「米ぬか」

「米ぬか」それは雑草と同じく精米所で毎日のように大量に廃棄されているもの。
ですが雑草コンポストにおいては米ぬかは何よりも重要な、
頼れるアイテムなのです。

私は雑草コンポストをするにあたり、最初の米ぬかはわざわざamazonで買いました。

じょうろ、スコップ、土いじり用の小さな鍬、米ぬかが入った袋

ですが、精米所に行くと無料でもらえるものであることを後で知りました。
近くに精米所がある皆さん、無料で土壌改良するチャンスですよ!

微生物がいないなら連れて来る!完熟腐葉土の役目

そして雑草コンポストは土中の微生物の働きが重要との事。

元の粘土質の土にはあまり微生物がいないような気がしたので、
微生物をたくさん含んでいる土を取り入れることにしました。
「腐葉土」しかもバチルス菌が含まれるバーク入りとの事。

これを混ぜ込んで、庭いっぱいに生えていた雑草を全て堆肥にしてしまう、
腐葉土と米ぬかで加速する、雑草コンポスト計画が開始しました。

雑草を入手せよ!

草むしりをする前の状態がこんな感じでしたので、

ひたすら雑草を抜き続けたら本当に山ほどの雑草が集まりました。

粘土質土壌の庭をふかふかの土に生まれ変わらせる為に

出てきた土をちょっと掘ってみると完全な粘土質土壌。
このままでは植物の生育にあまりいい土とは言えません。

これをいったん全面を掘り返して耕し、その中に腐葉土と雑草を鋤き込みました。

米ぬかは微生物を助ける土壌改良の強い味方

そして何回かに分けて米ぬかを雑草コンポスト部分に鋤き込んでいきました。

週に一、二回、土の下の方にある雑草をひっくり返すような感じで空気に触れさせ、
微生物たちが活動しやすいような環境を作ってやるように意識しました。

一ヵ月もしないうちに、かなりの部分の雑草が分解され始めました。

微生物が活発に活動している部分は、
白い塊のようになっていました。
カビのようなものも見えて、初めは失敗したのかと心配しましたが、
どうやらこれはうまくいっている時に起こる現象らしくホッとしました。

発酵と腐食は紙一重

ただ、一部ずっと地面の深い部分にあった土を掘り返したときに、
鼻につくようなにおいを発している部分があり、
そこはもしかすると腐食に近い状況だったのかもしれません。

またひっくり返しておいたら数日後にはにおいもなくなりましたが、
発酵と腐敗は本当に紙一重なんだなと感じた瞬間でした。

当初の粘土質の土とは明らかに見た目やスコップを入れた時の感じも変わってきていて、
「これがふかふかの土か!」と最近はとてもワクワクしながら様子を見ています。

庭全体を土壌改良するような場合、堆肥や腐葉土をそれに合わせて全部用意するとなると、
かなりのお金がかかってしまいますが、
雑草コンポストはほぼお金をかけずに実行できるので、
ガーデニングに興味があるけど土壌なんてどうしたらいいの?
という人は是非雑草コンポストで土壌改良に挑戦してみてくださいね。

雑草コンポストFAQ

庭全体を土壌改良するには堆肥などをたくさん買わなければなりませんか?

雑草コンポストなら本来ゴミになってしまうような、庭に生えていた雑草をも堆肥にすることが出来ます。堆肥にする中で微生物が活発に動くことにより、土の団粒化=土壌改良も一緒に行うことが出来ます。ほぼ無料で行うことが出来ますのでぜひ挑戦してみてください。

米ぬかは通販等で買わないと手に入りませんか?

コイン精米所には精米する際に発生した米ぬかが大量にたまっていて、自由に持ち帰ることが出来るようです。持ち帰るための丈夫な袋など、準備をして近くの精米所に行って米ぬかを探してみましょう。
これによってほぼ無料で雑草コンポストが行えます。

雑草や米ぬかを鋤き込んだらあとは放置しておけばいい土になりますか?

微生物の中にも空気中から酸素などを取り入れることにより活動するものがあり、主に土壌改良を手伝ってくれるのはそういった好気性の微生物による分解です。そういった微生物は土の奥深くにずっと入れたままにしておくとそういった必要な物が足りない状態になり、活動できなくなってしまいます。そのままの状態が続くと雑草は腐食したようになってしまうので、はじめのうちは3日に1回くらいのペースで土の深い部分と地表の部分をひっくり返すようなイメージで空気を入れてあげるとかなり早いペースで雑草を分解してくれます。

白い綿?カビ?のようなものが出てしまいました。失敗ですか?

微生物が活発に活動した結果、土同士や雑草をくっつけるために胞子や粘液を発生させるようです。なので、雑草コンポストにおいてはそういった綿のようなものが発生しているのは、微生物によって上手く分解が行われている証拠ですので、安心して見守ってください。
時々混ぜ込んで空気に触れさせてあげるのを忘れずに。

40代独身おじさんのガーデニング体験記

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

草むしりから始まった私のガーデニング体験記はこちらからどうぞ。
私の失敗談や試行錯誤が誰かにとっての転ばぬ先の杖になりますように。

米ぬかを撒いてある庭、微生物が活発に活動して塊になった土、雑草を土に鋤き込んで米ぬかをかけている様子の3枚の写真をコラージュし、「庭に生えていた草で作る雑草コンポスト 微生物と協力して作る我が家の理想の庭」というテキストが埋め込まれている。
米ぬかと腐葉土で作る「雑草コンポスト」の魔法|対粘土質土壌、微生物との共同戦線 04
籾殻燻炭、米ぬかを撒いた庭、有機培養土と腐葉土の写真をコラージュにして並べた画像に、「粘土質土壌と戦うための相棒達。農具から堆肥、米ぬかまで紹介」というテキストが埋め込まれている。
ガーデニング初心者向け資材の選び方│粘土質土壌をふかふかの土に生まれ変わらせた厳選アイテム
2色のゼラニウムの花とカンパニュラの花の写真を背景に、「最悪の土壌でけなげに生きる花。ゼラニウムの色に込めた想い」というテキストが埋め込まれている。
ガーデニングの大失敗。苗を先に買ってはいけない理由。「多年草を一年で枯らす独身おじさん」の猛省と白いゼラニウムの奇跡 03
左側にBEFOREとしてまだ手付かずの平らな庭、右側にAFTERとしていったん掘り返して腐葉土を漉き込もうとしている庭。「水はけ最悪の粘土土壌を改良する!」というテキストが埋め込まれている。
初心者が挑む、ガーデニングに不向きな粘土質土壌改良~庭をふかふかの良い土へ~ 02
アイキャッチ画像。左半分がBEFOREとして草むしり前の荒れ放題の庭、右半分がAFTERとして草むしりをした後の雑草が山と積みあがっている庭の様子。「独居おじさん、一年ぶりの地面との再会」というテキストが埋め込まれている。
40代独身男、ガーデニングに目覚める。初心者が防草シートの敗北から挑む「庭開拓」の記録 01

私のガーデニングの相棒たち

私がガーデニングを始めてから使用しているアイテムを紹介した記事です。

まずは土壌改良をするにあたって導入した農具や土、土壌改良剤など。
粘土質土壌を生まれ変わらせるにはこういった物が有効です。
これから我が家の庭がどのように生まれ変わるのか、
その経過とともに見守っていただけたら幸いです。