「農薬=怖い」は思い込み?食品成分のロハピ・やさお酢と植物つよしの効果を正しく知るガイド
『農薬』と聞くとなんとなく、
『防護服を着た人が背中に背負ったタンクから白い薬剤を大量に散布している』
様子が頭に浮かびませんか?
私もほんのひと月前まではそんなイメージでした。
ガーデニングを始めて少し経った頃、
叔父にもらった野菜の苗を植え付けようという事になり、
両親と一緒にホームセンターを見に行きました。
すると父親が「虫除けも買っとけ」と、
『いろいろな植物つよし』という商品をかごに入れてくれました。

これが私の『農薬』との出会いでした。
『植物つよし』の裏面にあった「使用回数」
使用方法を確認しようと「いろいろな植物つよし」の裏面を見たときの事、
対応している植物とその植物に湧く虫の種類、
そして使用回数が書いてありました。
「本品の使用回数1回」の表記に、
「そうか、これも農薬なんだな」
と気付きました。
それと同時に、植え付けの時に混ぜ込んだら、
それ以降ノーガードになってしまう事に不安を覚えました。
「使用回数とか気にせず使える物はないのかな?」
そんな風にして、『農薬』について調べてみることにしたのです。
「収穫当日まで使える」安心感で選んだ二種の『農薬』
少し脱線しますが、
使用回数に制限がない農薬について調べる中で、
ちょっと驚いたことがありました。
「テントウムシは農薬としても扱われる」って知ってましたか?
テントウムシは植物にとっての害虫であるアブラムシの天敵です。
その為、アブラムシの駆除を行う目的で、
畑などにテントウムシを放つことがあるそうです。
このように、害虫の天敵となる生物を駆除目的で畑等に放つことを、
「生物農薬」というそうです。
「農薬」撒くと言われてテントウムシが出てきたら驚いちゃいますね。
そんな風にして色々調べながら一つ目の『回数制限がない農薬』に出会いました。
ココナッツオイル由来|収穫前日まで使える『ロハピ』
まず最初に「これいいな」と思ったのはロハピでした。

食品原料99.9%で虫・病気に効くとの事。
しかも私の中で個人的に評価が高かったのは「アオムシにも効く」
という部分でした。
農薬を検討するきっかけとなったのは、
「なんだか葉っぱに穴が開いている植物が増えたな」
と感じ、虫に食われているのかもしれないと不安に思いました。
そして暗くなってから見回りをしてみることにしたのですが、
まさにその初日に、「ゼラニウムの花びらまで穴が開いてる…」
と気付いてライトを向けたら、いたのです。
『ヨトウムシ』が!
ヨトウムシはヨトウガという蛾の幼虫です。
漢字で書くと夜盗虫というように、
夜暗くなってから、主に植物の葉を食害する害虫です。
植物つよしを撒いていても、やはり外から来るこういった害虫には、
別の対策を考える必要があるのだなと考えました。
なので農薬を探す時にはこの『ヨトウムシ』に効果があるというのを第一条件にしました。
アオムシにも効くという事は同じサイズのヨトウムシにも効くであろうと思い、
このロハピを購入することを決めました。
ロハピはココナッツオイル由来の成分を使い、
吹き付けた虫の気門(呼吸器)を塞ぎ、窒息させるという方法で駆除を行います。
食品由来成分で安心して使えるというのが売りですが、
しっかりと仕組みも考えられていて、効果もしっかり検証されているようです。
「食品そのもの」植物を元気にして虫や病気を寄せ付けない『やさお酢』
ロハピを検討している時に一緒に候補に挙がったのが『やさお酢』でした。

これも食品由来というかこれ自体が食酢としても使えるくらい、
味にまでこだわったお酢なのだそうです。
収穫直前に吹き付けても味を損ねない、むしろ味を良くする。
というのはとても合理的で安心だなと思いました。
虫の表面や植物の葉に対してくっつく力を高めて作られているため、
ただの水を吹き付けるよりもアブラムシ等にかけた時の致死率がとても高くなっているそうです。
こちらは「収穫の直前」まで使えるという安心感が選ぶ基準になりました。
そして、ロハピの効能にはなかった、
「べと病」「さび病」等の病気への効果が記載されており、
「併用すればカバーできそうだな」と思い、
両方買う事を決めました。
「やさお酢」と「ロハピ」どっちを買ったらいいの?
「やさお酢」と「ロハピ」どっちを買ったらいいの?と私も疑問に思って調べましたが、
結果は「両方買って併用」が正解だなと感じました。
やさお酢は2~3日に1回、育てている植物全体に吹きかけますが、
ロハピは実際に何か害虫が出た時、駆除する目的でその虫に対して噴射します。
なので使用量は正直やさお酢がはるかに多いですが、
夜間に虫が出ていないか見回りに行くときには、
基本的にロハピ片手に行くようにしています。
どちらも持っているというのはとても心強いです。
やさお酢に関しては蛇口から出るようにして欲しいと思ってしまうくらい、
重宝しています。
スケジュール帳に「やさお酢」と3日おきに定期イベントとして登録しているほどです。
叔父から苗をもらってきてきゅうりを育てているのですが、
対策をしていなかった叔父はうどんこ病に悩まされていました。
私はやさお酢を定期的にかけた結果、今のところ病気にはかからずに済んでいます。
どうしても防げないものもあります
ロハピ・やさお酢は食品由来の成分で植物に対して安心して使える農薬ですが、
その優しさ故に効かない虫などもいます。
例えば、雨上がりの花壇やプランターにどこからともなく襲い掛かる、
「ナメクジ」などには、効能の記載がありません。
それでも、かなり広い範囲の基本的な病虫害に備えることが出来る、
「やさお酢」「ロハピ」の農薬コンビを、私はとても頼りにしています。
🔬 菜園をサイエンスする:ナメクジには「別の専門家」を
ちなみに、この2つの優しさ(食品成分)をすり抜けてくる天敵ナメクジに対しては、
私は別の「ある秘密兵器」を導入してガチ検証を行いました。
プランターの全滅を防ぐために、私がカメラを片手に、
20分間ナメクジの行動を追いかけ続けた、
閲覧注意の壮絶なドキュメンタリー(動画あり)は、以下の記事で詳しくレポートしています。
🔗ナメトールの効果を20分ガチ検証!お庭のナメクジ駆除大作戦
農薬選びのFAQ
- やさお酢やロハピは、本当に毎日使っても植物に害はないの?
はい、毎日使っても大丈夫です。 どちらも食品原料(お酢やココナッツオイル由来成分)で作られているため、一般的な化学農薬のように「生育中に〇回まで」という使用制限がありません。ただし、やさお酢に関してはお酢の成分で一時的にツンとした匂いがすることはあるので、気になる方は風通しの良い時間帯の散布がおすすめです。
- 雨が降った後は、もう一度撒き直した方がいいですか?
雨が止んだら撒き直すのが正解です。 食品成分農薬は、虫の体に直接かかったり、葉の表面に成分が残っていることで効果を発揮します。雨で薬剤が綺麗に流れ落ちてしまうとガードが解けてしまうため、雨上がりのお庭見回りのタイミングでシュッと一吹きしてあげてください。
- 『植物つよし(粒タイプ)』を撒いてあれば、スプレーは使わなくてもいい?
いいえ、併用するのがおすすめです。 土に混ぜる粒タイプの『植物つよし』は、根から成分を吸わせて「植物全体を内側から守る」バリアです。ただ、外から飛んできて葉っぱをガリガリかじるヨトウムシやアオムシ、あるいは急に発生したうどんこ病には、上から直接狙い撃ちできる『ロハピ』や『やさお酢』のようなスプレータイプが一番即効性があります。それぞれの得意分野を活かして、内と外からダブルで守りましょう。
- 植物に優しいやさお酢はいつどんなタイミングでも使用できますか?
気を付けて欲しいのはこれから暑くなる日中の散布です。そういった時間にたくさん散布して土の中が湿った状態になると、日の光によってやさお酢自体と言うよりもその水分が煮立ってしまい、植物の根にダメージを与えてしまう可能性があります。これは水やりでも言えることなので、何事も適したタイミングがあるので注意しましょう。
- ロハピとやさお酢を揃えれば病虫害対策は万全ですか?
効能に書かれていない病虫害には対応できないため、効能外のナメクジやカイガラムシ、根切り虫などの被害に遭っている場合は、別途それぞれに合わせた対策を講じる必要があります。自分の育てている植物が何らかの病虫害に遭っていないか、最低でも一日一回は様子を見てあげることが重要です。葉っぱに穴が開いている、色が薄くなっている、変色している、花が咲く前に枯れてしまったなどの異変を見つけた時にはすぐにその症状などで調べてみるようにしてください。
40代独身おじさんのガーデニング体験記
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
草むしりから始まった私のガーデニング体験記はこちらからどうぞ。
私の失敗談や試行錯誤が誰かにとっての転ばぬ先の杖になりますように。
私のガーデニングの相棒たち
私がガーデニングを始めてから使用しているアイテムを紹介した記事です。
まずは土壌改良をするにあたって導入した農具や土、土壌改良剤など。
粘土質土壌を生まれ変わらせるにはこういった物が有効です。
これから我が家の庭がどのように生まれ変わるのか、
その経過とともに見守っていただけたら幸いです。






